骨格

私は言葉で出来ている。私は言葉でそれを書き写す。言葉が私を書き写すのを、言葉で出来た私が見ている。
私が言葉にとらわれているのは、それが元凶でありながら、それが唯一の武器であるからだ。私は言葉だ。言葉を失っている時でさえ、私は言葉である。私には言葉しかなく、私には言葉があり、そして何よりも、私は言葉である。
その言葉が、うたであり、子供の遊びである、その様になればいい。その様になればいい、といつも思っている。