魚類

諸星大二郎のマンガに、昨日書いたようなことがあったのだった。『栞と紙魚子と夜の魚』夜に大きな深海魚みたいな魚が街を泳ぐ。魚が通り過ぎた家は次の日には海藻のようなもので出来た偽物になってしまう……。


探している言葉が何なのかの見当もないままに、今日は言葉を探してばかり。誰に向けてという事でもない。何についてという事でもない。けれど私は今言葉を発する事を必要としていて、でもそうして発するべき言葉が分からない。そしてもどかしさに喉が詰まりそうだ。