乱歩
最近バイトばかりしていて疲れ気味。昨晩は読んでいた本に突っ伏してそのまま寝てしまった。
ところで、自殺サイト連続殺人の男が江戸川乱歩の小説の挿絵に触発されたと言っているらしい。自殺サイトのようないかにも今という事件の道具立てに江戸川乱歩という組み合わせは少し古風に見える。しかし、乱歩の探偵小説は東京の都市化を背景に書かれ、そこでは匿名の人と人との関わりが重要なのだからこの取り合わせは実は見た目ほどかけ離れてはいないのかもねえ、と思ったり。こうした乱歩とその時代的背景や東京の都市化については松山巌『乱歩と東京』が詳しい。
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今日はいつになく時事ネタ。