成長

ガジュマルを挿木して約半月、今日ちょっとだけハイドロカルチャーを掘って見てみたら、短いけれど根らしきものが既に生え始めていた。植物ってすごいなあ。ちょん切ったらちょん切れたまま二つに分かれて生きてゆけるんだもの。ところで、中国、また明治期くらいまでの日本でも、花鳥題材の絵を描くことを写生というらしい。生を写すということ。そう、確かに植物は生きている。今思うと、自分でガジュマルを育てる前は植物が生きているということを私は比喩的にしか捉えられていなかったんじゃないだろうか。ガジュマルが毎日のように芽を吹いて育って、あれよあれよと大きくなってゆく事や、傷つくと白い樹液を惜しげもなく大量に流したり、挿木が根を張ったり、そういう事をしているのを見て、ようやく私は植物が生きているという事を比喩ではなく、そういう事として思い知らされたのだ。
こんな事を考えていると忘れそうになるけれど、2週間後に大学院のゼミでの発表がある。どうしよう、全然準備できていないや。