晴天につき

今日は晴天につき、窓の外にガジュマルを出して日を当てる。ガジュマルは南方の木であるから、ここ東京の冬は寒いだろうに、もう芽をふくらませたりしている。私のような怠け者でもなんとか2年くらい育っている。生命力の強い木で、見ていて心強く、いじらしくなってくる。とはいえ、明日にかけて大寒波が日本を襲うらしいので日が落ちたら室内にすぐ入れてやらないと。
Robert Frank: Storylines
ロバート・フランクの新しい写真集が出ていて、この間吉祥寺のリブロで見たら良かったので欲しい。昨日から思い出してアマゾンを行ったり来たりしてみた。欲しい本を手当たり次第にショッピングカートに突っ込んで後から見てみたら凄い金額でびっくりだ。やっぱり写真集はそんなに安くない。まだ注文していないけれど、あそこに入れてある何冊かは後で買おう。
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ウィリアム・エグルストンのモノクロの写真集も出たらしい。2年前位にちょっとだけロンドンに立ち寄った時に、エグルストンの写真展がヘイワードギャラリーで開かれていて、その時にモノクロの写真が10枚程展示してあったが、あの写真などなのかな?その時には、エグルストンはカラーでもモノクロでも、全然変わらないんだと見た気がする。被写体も、撮り方も、私には変わらないように見えた。エグルストンは色が綺麗でそれに気をとられるのだけれど、モノクロで見えてくるのは画面のもっと形態的なつくりで、それがカラーになっても同じように続いている。
それにしても、あんなに何でも撮るという事は面白いことだよなあ。森美術館MoMA展に行ったときには知らないおばちゃん二人組がエグルストンの冷蔵庫の写真をみて、「私のうちの方がまだ片づいてるわ〜。これよりはましだわ〜。」って話しててびっくりしたけれど、何でも撮ってるエグルストンに対して、実はそんな風に反応するのは間違いじゃないのかもしれない。それぞれの被写体にそれぞれ反応する、というの大事なことのように思う。まあ、冷蔵庫の乱雑さを自分の家と比べるというのはどうかと思うが、でもそれもありなのかねえ?