血豆

昨日、酔っぱらって帰宅して、うっかり家のドアに指を挟んでしまった。折れたりとかはしてなさそうだし問題ないけれど、血豆が爪を透かして見える。なんだか痺れたような感じの痛みが今日になってもとれない。酔っぱらいは見苦しいし、酔っぱらうとろくな事はないのだから、大人しくしようと思うのだけれど、連日バイトで、昨日も今日もバイトで、機嫌の悪い雇い主と集合写真を撮る仕事などしているとイライラして、ついつい酔っぱらうまで飲んでしまう。とはいえ、私は物凄くアルコールに弱いので大した量は飲んでないのだけれど。
友達に、中国の怪物辞典みたいなものをもらった。中国語は全く読めないので絵しか見ていないけれど、どうも地名が書いてあって、そこにいる珍獣怪獣を紹介する、という本の様。ぱらぱらとめくっていると面白い。載っている怪獣は、頭が1つで尾が沢山の魚、といった変型タイプと、身体が鳥で顔が人間みたいな人面タイプが多い模様。やはり怪獣みたいなものは全くの無から創りだされるというよりは、見た事のあるものからの変型やコラージュからつくりだされるのだという良くある話を再確認する。でも私にとっては、そういうことよりも、その怪獣を紹介する絵の描かれ方の方が面白い。線が沢山かかれて力点が置かれているところとか、怪獣の形のバランスとか、それらが私の目には変わったものに見える。どうして体の毛はつるりとなんにも描かれていないのに、脚やしっぽだけ執拗に毛が描かれているのかな、とか、ウロコびっしり描いてるな、とか、なんだか無駄な位躍動感あるな、とか。そんな事がとても面白い。