工場

最近またバイトが忙しい。新築された工場の写真の修正。工具が置いてあるのや、ホースが床を這っているのを消してゆく。昨日は結構遅くまでそんなことやっていて、もうディスプレイは見たく無いよーと眼球が悲鳴をあげていたので書きませんでした。


今日はバイト帰りに本屋に立ち寄る。別に欲しい本があったわけじゃ無いけど、ぶらぶらと。
あれば買おうかと思っていた本がやはり地元のしょぼい本屋にはなかった。ぶらぶらしていると、今月号のスタジオボイスが「写真集中毒のススメ」ということなので立ち読みする。ぱらぱらめくっているだけなのになぜだか随分イライラしてきて気になったので買ってしまった。
うーん、なんだこのイライラは!レイアウトが必要以上にごちゃごちゃしている。文章がいちいち気に障る(即物的には「ロバート・アダムスは最高にイカす」とかいう書きぶり。冗談としてもいただけない。まあ、文体の問題じゃなくて写真に対してなんであんなに断定的な、しかも立場も良く分からないもの言いができるのか、という所の方がイライラ度は高いのですが。)。単に私がこういうおしゃれ系若者文化に慣れていないという理由もあるだろうが。
いや、スタジオボイスの特集はあくまでも「ススメ」であって本題はここにはないのだからムキになっても仕方が無いのだろう。顔見せカタログとしては情報量も多いし、それなりによい、のかもしれない。特に写真集のセレクトに全体としての傾向やまとまりが読めない事も、それは「ススメ」として興味を広範に引き付けるためにはありだ。
だけれど、どうしても私はイライラしてしまう。なんだかなー。紹介された写真集が可哀想に見えてしまう。
どんなにレイアウトごちゃごちゃさせても良い。何を書いたって良い。好きにしてくれ。だけど牛腸の写真をピンクのインクで印刷しないでくれ!!!それはあんまりだよ!扱う対象に敬意を払っているとは思えないじゃ無いか!!!単なる陵辱なら、頼むから陵辱をもっと意識的に、加害者の苦痛をもって挑んでくれ。